Rio300 VS MS-Walkman
はじまりはRio
- CDだと好きな曲が聞けない。
- カセットに編集するのは面倒。
- MDの波に完全に乗り遅れたため、MDシステムを全く持っていない。
のため、いわゆる「ポータブルプレイヤで音楽を聴く」習慣がなかったが、MP3だと
- エンコードしてしまえば、PCでもプレイヤでも聞ける。
- 好きな曲ばかりをPCから簡単に編集できる。
- なんてったってサイバー。
MP3 が流行り、RealJukeboxのβ版が発表された頃、友人が買ったのをきっかけに、Rio300 (64MBモデル)を購入した。
ポータブル機器の容量は最大限に搭載するのポリシーに従い、32MBのスマートメディアも購入し、総計 96MB とした。
不満が...
しばらく使っていたが、シリコンチップの塊である MP3プレイヤなのに、あまり小さくないのが気に入らなくなってきていた。
カセットとほぼ同じサイズじゃ、ウォークマンと変わらないじゃん!
しかも乾電池が10時間でなくなってしまうし、再生しなくてもレディ状態でパワー使われていくし、造りもイマイチだし...と不満がたまっていたのだった。
やってくれるぜSONY
SONY から思いにかなう製品が発表された。携帯電話より一回り小さい「メモリースティックウォークマン」だ。
フォーマットが MP3 でなく ATRAC3 だが、大きさや操作性、製品としての質感などはさすが日本の企業 SONY と思わせる製品だ。
当時の候補としては Rio500、ミュージッククリップがあったが、
|
Rio300(64MB) |
Rio500 |
ミュージッククリップ |
MS-Walkman |
大きさ |
カセットサイズ |
カセットサイズ |
太いボールペン |
小さい携帯電話 |
電源 |
単一時3電池 |
???? |
単一時3電池 |
内蔵充電池 |
メモリ |
内蔵 64MB + スマートメディア |
内蔵 64MB + スマートメディア |
内蔵 64MB |
メモリースティック |
液晶 |
主に時間表示 |
時間表示 + 英語 |
時間表示 |
漢字 |
小さくて充電池でメモリの自由度が高いという欲求に答えるのは MS-Walkman しかない。ということで速攻で買いました。
やっぱり曲名は欲しいよね
好きな曲を好きな順番で入れるので、やはり曲名表示ができるのはイイ。
MS-Walkmanは漢字表示できるし、スクロールもする。液晶は操作時にバックライトが点灯するので、夜でも安心。
デジタル機器の操作性
Rioは本体前面の特徴的なボタン類と上面に各種操作ボタンがある。
まあボタンが押しやすくて悪くはないが、滅多に使わない「INTRO」とかはいらんぞ。
MS-Walkman は SONY お得意のジョグシャトルを中心とした構成。
ジョグシャトル以外のボタンはちょっと小さめで少し押しにくいが、頻繁に押すものでもないので、それほど問題はない。
拡張性とか
パラレルポートに接続するポートとスマートメディアスロット。
パラレルは遅いし、EPSONのインクジェットプリンタと相性が悪いし辟易してました。
スマートメディアスロットは入れなければそのまますき間が空いてる状態。スマートメディアは「グニュ」っと押し込むだけ。
スマートメディアは「カシャ」と吸い込まれるように入れる。取り出したときはちゃんとフタが閉まるところが偉い。
AC電源とUSBポートのための拡張モジュール。USBポートは反対側にある。
ソフトはねえ
RioはMP3だったので、各種ソフトウェアが豊富で楽だった。しかしMS-WalkmanはATRAC3で著作権保護バリバリ(バックアップ不可)でちと面倒くさい
しかもCDからのエンコードする際のCDドライブの相性がなぜか厳しくて、所有している2台のCD-ROMドライブでは、認識できない、ノイズが乗るなどまともにエンコードできなかった。CD-Rドライブでは問題なくエンコードできたが、ちょっとおかしくないか?
あとジャケット画像が一緒に保存できるんだが、それもなんかヘンだし、ソフトウェアがまだこなれていない感じがするなあ。
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