最強のモバイル、最強のLibretto


ちょっと変わって帰ってきたLibretto

 モバイルするなら libretto。というか GPSするなら Lib100だ。ということでついに購入した。
 スペックは穴があくほど見てきたが、やはり実物を見るとイメージと違う部分がある。
 まずは速度面。MMX-166と NeoMagicは期待ほど早くはなかった。所詮は2次キャッシュなし、ノート用の Videoというところか。ハイバネーションはすごく速くなった

 Librettoからしばらく離れていたせいもあるだろうが、大きさや重さなどはそれほど気にならない。しかし海外で発表された時点から気になっていたリブポイントの位置は、やはり使いにくかった。どうしてかを考えてみたところ、70までは操作するときに手がLibの側面に当たっていたのに対し、100では離れてしまい、手を固定できなくなったという違いに気がついた。ボタンも70までは人差し指と中指で押せたが、100では中指と薬指が押しやすいし、強く押さないといけなくなった。数mmずれているだけなのに、ドラッグは大変困難だ

操作時の手の位置(Lib100) 操作時の手の位置(Lib50)
リブポイントの位置(左:Lib50 右:Lib100) リブポイントの位置(上:Lib50 下:Lib100)
撮影協力:近江屋企画 撮影場所:ナスカ

 それから液晶が大きくなり、蓋の剛性がなくなってしまった。片手で閉めると、反対側が浮いた状態になってしまう。


カスタマイズ

 800×480と大きくなったとはいえ、画面は小さいのでスタートメニューを隠す、タイトルバーなどを小さくするなど、お約束の画面カスタマイズをした。あとドラッグ対策に Inteli Pointのドライバを入れ、しばらく押しているとドラッグ状態になるようにした。あとチューチューマウス32は当然インストールした。
 アプリ付きモデルなので AOLや Outlook97など絶対使わないものを削除した。

GPS環境構築

 インストールしたものは、Plus!、ProAtlas97近畿版、ProAtras98日本広域、Navi'n you1.0、駅すぱあとくらい。アプリ付きモデルなので ProAtlas97東京・大阪・名古屋詳細地図も入っている。地図データはすべてフルインストール!おかげで空き容量が 50MBほどになってしまった。あわてて Word、Excelのオプションを削除したが、それでも 70MBほどの空き容量だ。
 地図データは ProAtlas97近畿版をインストールすると大阪詳細は不要になる。しかし ProAtlasの 98と 97は別々なので使いにくい。98に統一することにする。東京・大阪・名古屋詳細地図は注文してある Navi'n you2.0に付属するし、近畿版は 98を買いなおす。98は 97よりデータ圧縮が高いのでそのほうが良いだろう。

Windows98導入

 空き容量が少なくなったので FAT32 にすることにした。ちょうど Windows98が発売されたし、東芝から ACPI BIOSも提供されてるので Win98の FAT32コンバータを使うことにした。
 東芝の推奨どおり、CDの WIN98ディレクトリを HDDにコピーしてインストール。これが 150MBほどあってそれだけで容量を使う。これはあとから ¥Windows¥Options¥Cabsにコピーした。
 インストール後はもちろんさらに容量が減り、FAT32に変換しても2割ほどしか空き容量が増えない。しかも標準の 32MB RAMでは動作が重い。体感的には Pentium-90で Windows95を動かしている感覚だ。
 Plus!98と ProAtras98日本広域をインストールしただけで 170MBほどしか空き容量がない。各アプリケーションのオプションをもっと削る必要があるだろう。

 素直に 3.2G HDDを買って Win95を FAT32で再インストールしたほうが良かったような気がする。
 あと LANカードを挿したまま電源 ON(サスペンド復帰含む)すると起動に時間がかかる。ACPIがらみの PCカードのせいか、ネットワークのせいだろう。


さらに環境をつめる

 Plus!98はほぼフルインストール状態だったので、気に入らないデスクトップテーマや Golfなどを削除して少し容量を稼いだ。
 Plus!98のスヌーピーのデスクトップテーマは見た目や音が派手なので気に入ってたのだが、アクティブデスクトップになってしまうので旅人のテーマに変更した。ウインドウの描画が少し速くなった。

 ProAtlas98近畿版が届いたのでインストール。したいところだが、空き容量が明らかに足りない。とりあえず ProAtlas97東京・名古屋詳細地図を削除。さらに Word97も完全削除。 これでインストールできた。空き容量は 90MBほど。こうなると動作が不安になって、精神衛星上良くない。
 結局、FAT32化と ProAtlas98の圧縮効率の良さは Windows98のおかげで焼け石に水だったようだ。

 そこで抜本的解決策としてHDDの換装を思い立った。インターネット通販を見ているとIBMの9.5mm 4.3GBが発売されたようだ。これだ!
 Lib100は初期は IBMの9.5mm 2.1GBだったが途中から東芝の 8.45mm 2.1GBになった。購入したのは 8.45mmのロットだったので、試しに友人の Lib70の 9.5mmを入れようとしたが、そのままでは入らない。おそらく放熱を良くするためにお約束の熱伝導シートが貼ってあるせいだろう。そこで裏ブタをはずそうとしたが、バッテリー口の1箇所のはめ込みがはずれなかった。力いっぱいやって壊すとまずいので、とりあえず元に戻した。
 こうなるとアイ・ツーあたりで換装してもらうか(意外に高い) Dynabook SS 3000の8.45mm 4GBが買えるようになるまで待つしかない。

 それにしても Win98のデフラグは時間がかかる。


Navi'n you 2.0が来た

 ようやくバージョンアップが届いた。
 早速インストールしてみたが、期待の ProAtlas98との連携は ProAtlas98を後からインストールしなければならないらしい。じゃあということで付属の名古屋詳細地図をインストールしてみると、それしか同時表示できない。やっぱり再インストールか!
 readme を読んでみると、結構メモリ食いらしい。よってスワップするので HDDの空き容量も注意しなければならないらしい。それでもルートシミュレーションなどをやってると、Win98 が HDD空き容量の警告を出してきた。やはり 80MBの空き容量では使えたもんじゃない。とほほ。
 なにせ地図だけでもだいたい 400MB×3で ¥Program filesだけで 1.4GB使ってるのがそもそもの間違いだ。(残りはすべて ¥Windows) やはり 4GB HDD欲しい。

 NIFTYの FGPSFTOSHIBAを見ていると、ナビ研地図 CDが携速化できるという情報を得た。普通に全国分をインストールすると 600MBくらい必要になるが、携速95を使うと 300MBくらいでイケるという。
 さっそく携速95を買ってきてやってると、ルートシミュレーションを実行するとハングしてしまう。再び情報を集めてみると、システムのプロパティのファイルシステムのパフォーマンスの CD-ROMを「先読み無し」にするといいらしいことがわかった。やってみるとちゃんと使えるようになった。携速化で空き容量が 250MBほどになった。これで少しは安心できる。

GPS実戦投入!

Navi'n youのバカ

 ちょっと長めの運転をするときは GPSを試しているのだが、天下の Navi'n youも万能ではない。

 その1:マップマッチングの功罪
 Navi'n youにはマップマッチングという便利な機能がある。捕捉した位置を近くの道路に強引に合わせるという機能なのだが、走っている道に平行にとおっている道があると突然そっちにジャンプしてしまうことがある。特に京都市内など平行にいくつも道があるところでは怪しくなる。
 地図情報が少し古いことや細い道で載っていない道を走ると情報のある道が近づくまで位置が更新されない。別の道が近くにあったりすると、当然そちらを走ってることにされてしまう。
 高速道路のランプウェイなど滑らかに分岐するところも怪しい。すでに高速を降りているにもかかわらず、表示はまだ高速道路の上なんてことがある。
 しかもマップマッチングの ON/OFFは GPS機能を一度止めなくてはならない。気軽に ON/OFFできるようにしてほしいものだ。

 その2:都会は嫌い
 GPSアンテナ頼りのシステムなのでしかたがないが、ビルなどが立ち並んでるところでは衛星が捕捉できない。役に立たないどころか、かえって余計に間違う元だ。都会に住んでいる方々はどうしているのだろう?というか都会の人はカーナビ買ってるんだろうな。
 将来、FMラジオからの D-GPSができるようになれば解決されるんだろうけど。

 その3:融通のきかないルート探索
 まあ、ルート探索は割と間抜けなルートを指示してくれます。それはいい。しかしそれを修正するのに通過点を追加できない。追加したければ、またしても GPS機能を一度止めなくてはならない。。
 ルートガイダンスさせているときに、ルートから外れると自動的にルート再探索するんだから通過点の途中追加くらいできるはずだ。

 SONYもアルプスみたいに気軽に要望を受け付けてくれる場所を提供してくれれば、もっと良いものができるのになあ。SONYはもっとユーザーサイドに降りてきて欲しいぞ。


IDE Tune UP

 CompasさんのLibretto100 WonderWorld !IDEドライバをバスマスタにする方法が載っていたのでやってみた。効果が体感できているか微妙なところだが、性能を引き出してやるのは大事なことだ。
 同じく性能を引き出してやりたいのは NeoMagic 128XDだ。このチップは Direct3Dハードウェアアクセラレーションできるのだが、NeoMagic自身が対応したドライバを開発していないらしい。(コンピューターショッパー6月号の記事より)
 よって現状ではFinal Realityのベンチ結果は 0.88。とてもじゃないが見てられない。ちなみにPentiumII-233 + PWR128P/4VCでは 2.09ですげえ滑らかに表示する。Librettoのサイズでこれが滑らかに動けば感動なのになあ。

4GBが来た。再インストール!

 注文していた TOSHIBA MK4309MATが届いたのでさっそく再インストールした。Windows98のACPIまわりがイマイチなので、Windows95に戻す。
 Libretto100はバックアップ CD-ROMがついてくるのだが、これがイメージファイルで圧縮してあるため、専用の FDで起動する必要がある。しかもインストールに使える CD-ROMドライブおよび SCSIカードは限られているため、その環境をそろえる必要がある。そもそもノート用 CD-ROMや SCSIカードは持っていないので、とりあえず RATOC REX-9530を買ってきた。
 その他再インストールに必要なものは、友人数名から借り集めてきた。

 バックアップ CD-ROMは工場出荷状態に戻してくれるのだが、16bit FATにしか復元できない。よって

  1. 4GBを Libにセットして工場出荷状態に戻す。
  2. 4GBをはずし、Express Dockで他の PCにその状態を丸ごとコピー。
  3. 再度 4GBを Libにセットし、通常の OSR2の起動ディスクで 32bit FATにフォーマット。
  4. 再度 4GBをはずし、Express Dockで他の PCから工場出荷状態を丸ごとコピー。
  5. さらに再度 4GBを Libにセットし、アプリケーションをインストール。
  6. 今まで使っていた 2GBを Express Dock経由でデータを吸い上げる。
という工程になる。
 このうち 5と 6は自宅で行った。
 いや〜、広い広い。2BG以上空きがあると何の心配もないですな。
 しかし Windows95ではバスマスタ IDE化はうまくいかなかったのが残念。

最高のMobile通信環境

 意外にケーブルを接続するのが面倒なのと電話端末の置き場所に困るということは、モバイラーがNTT-Pの321Sや341Sを愛用していることからも分かることだ。しかし Librettoのように右側に PCカードスロットがあり、さらにポインティングデバイスも右側にある場合、PCカード直結端末でもつらいものがありそうだ。

 そこで、このSII PHS DATA LINK(MC-P100)を買った。

 ん〜。楽ちん。便利。簡単。美しい。
 ちなみに電波強度は LEDの点滅具合で分かるようになっており、光っている間隔が長いほど電波が安定している。点灯から消灯まで含めると 5段階の強度が分かるようになっている。PHS端末のバッテリーを気にする必要はなくなるが、PCカードスロットからの電力供給がないと電波強度は不明である。


年末だ、携帯だ、11桁だ

というわけで今回の年末に限り必要な儀式として携帯電話の 11桁化をするために編集用ソフトを買いに行った。日本橋のT-ZONEで物色していると販促員のネーチャンが寄ってきて、
これどーですか?新発売なんですよ。一番安いでしょう。今までのものと違うのは 1件ずつ送信できるんですよ。いまならホラ、ドラえもんのストラップ付き!」
と言い寄られたのでネーチャンの顔を立ててやった。
実はその前に DoCoMo から J-PHONE に変わった際に、友人のケータイ・エディで番号移行 & 漢字化していたのであまり使わないのだが、せっかくだから使ってみることにした。
 で、携帯には携帯ということで Lib100にインストール。
 まず受信。.....反応なし。いろいろ思考錯誤してみたがどうやらシリアルが死んでいるらしい。スーパーサブの ThinkPad535 ではサクッと動いた。あう〜。IOアダプタが悪いのか、本体が悪いのかは分からないが、どちらにしても死んでいる。う〜。持ち運び用だから HDDは壊れてもいい覚悟をしていたのだが、ハード的に死んでしまうのはツライ。
 ちなみにケータイ編集王をちょっと使ってみたけど、あまり良くないです。ちゃんとケータイ・エディMobile Editor を買いましょう。
 あ、本来の目的である 11桁化は端末の機能にあるから問題ないよ。

またもや落下!

 仕事でACをつないで充電していたら、席を立つときに足に引っかけてしまってタワーケースの上から床に落としてしまった!
 幸い床は絨毯だったので HDDクラッシュはまぬがれたけど、蓋を引っかける爪が両方とも折れてしまった。
 蓋が閉まった状態で固定されないので、パネルスイッチが不安定だ。普段は蓋を閉めてサスペンド & レジュームで使っているのでつらい。
 修理するか(もったいないけど)サーバにしてしまうか考え中。

とっても軽いACアダプタ

 別件で秋葉原に行ったついでに、念願だった横河のACアダプタを買ってきた。
 これが軽いこと!正確な重量は機会があれば測定してみたいが、とにかくカバンの重さが半分くらいになった。取り回しも楽だしとってもイイ。
 100V専用なので海外には持っていけないが、ほとんどそういう機会はないのでこれで十分。
 それぞれのACアダプタの重量を測定してみた。
付属品ACアダプタ305g
横河Mobile mate135g
 170gしか変わらない。よく考えてみると、そのときは I/Oアダプタを外した状態だった。でもこの 170gは体感できる。

修理は意外に高かった

 ちゅーわけでとりあえず安定した閉まり具合を取り戻すため、東芝に修理を出した。

 1.東芝PC集中管理センタ(0120-86-9192)に電話。状態を説明して、だいたいの金額の見積もりと受け渡しの時間を決定。
 状態説明のとき「落とした」「割れた」という言葉で勘違いしたのか、「ちょっと金額を調べます」としばらくあとに聞いた値段は 8万円!どうやら液晶が割れてしまったのと勘違いしていたようだ。
 送料 2,100円 + 技術料 10,000円 + 部品代ということで、まあツメくらいはたいした金額ではないということでお願いすることにした。料金支払いは修理が返ってきたときの代引き方式。日時については電話したのが金曜日だったので次の日の土曜日昼ごろとなった。

 2.運送屋が取りに来たので渡す。
 ちゃんとエアーキャップで包んでくれる。こちらはそのままPCを渡すだけ。

 3.火曜日に家に帰ったら届いていた。
 Librettoには大きすぎる箱でちゃんとショックが伝わらないように梱包してあった。
 料金は家のものにあらかじめ 2万円渡しておいた。がおつりが思っていたより少ない。部品代が意外に高く、修理シートには
 ラッチフック×2 1,000円
 LCDマスクカバー 3,900円
とあった。ラッチフックはわかるが、LCDマスクカバーって何?フタの前面パネルじゃなさそうだが?謎。
 結局、消費税を入れて 17,850円でした。


いつの間にか減るメモリ

 なんだか最近動作が重い、スワップしまくりだなあと思いつつ使っていた。
 まあ今となっては古いしRAMの最大容量も限られているし...ところで何メガだっけ?と思ってシステムのプロパティを見てみたら32MBだった。
 そりゃあスワップも発生するわな。そろそろ買い替え...って、おい。ノートPC の RAM は最大容量まで積むのが主義の俺にとってこの数字はおかしい。
 確認してみたら増設RAM のコネクタが外れていたようだ。しっかりつけなおすと 64MBになった。これで普通の速度に戻った。
 ふう、あやうく新機種を買うところだった。やっぱ毎日自転車で持ち運んでるとよくないですかねえ。
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